【オナ禁.jp】   偉人の秘密！禁欲の種類と効果と歴史

禁欲とは、人間の本能的欲求を管理することで自身の成長を促し、人生をより良いものにとしようとする試みです。 古来から様々な形で禁欲は実践され、その効果は実証されてきました。ここでは禁欲のすべてについて解明していきたいと思います。

1. 禁欲の種類ってどんなもの？

禁欲にはいくつかの種類があります。人間の三大欲求とは、睡眠欲・食欲・性欲と言われていますが、そのほかに本能的欲求として排泄欲、また 社会的な認証欲求として社会欲があります。これらの欲求のうち、どの欲求をコントロールするのか、どれを組み合わせていくのか等は、個人によって様々です。

1-1. 食欲に対する禁欲

食欲を禁欲する方法です。人間は食べなければ生きていけませんし、食べることは快感を伴いますから食欲は生きることと密接に関連しています。 特に現代日本は飽食の時代と言われており、現代病のほとんどが「食べ過ぎ」が原因だとも言われています。

欲望のまま思うがままに食べていては体調を崩し健康を損なうことは目に見えています。

1-1-1. ダイエット

食欲を禁欲する方法で身近なものにはダイエットがあります。 理想の体型を目指して炭水化物や脂質を抑えるなどして、脂肪を減らすことを目的にしています。これも大義では、一種の禁欲と言えます。

1-1-2. 菜食（ベジタリアン）

もっと踏み込むと、お肉を食べ無い、菜食主義者（ベジタリアン）がいます。 これは単に菜食が体に好影響を与えるといった理由だけでなく、動物を殺すことに否定感を持っていたりなど信条が入ってくるケースもあります。

1-1-3. 粗食

粗食とは実践者それぞれで内容は多岐に渡りますが、おなか一杯食べ無い、贅沢なものは食べ無いといった禁欲です。 例えばご飯も玄米にし、魚を少しだけ食べる、あとは味噌汁のみ、といった風に、食事に対する刺激と量を大きく減らします。

これを継続することによって味覚が変化し、薄味や少量の食事でも深く味わうことができるようになります。 また食事量を減らすことで胃や腸の負担が減り、生命力が上がるという報告も多いです。過去には運命が良い方に変わると提唱した大家もいます。

1-1-4. 断食

断食とは、一定期間一切食事を摂らない方法です。期間は様々で、半日断食や１日断食、３日以上継続して断食を行うものなどがあります。 インドの修行者の中には数ヶ月以上一切食事をとらずに生存し続ける驚くべき人間もいるようです。

断食はイスラム教のラマダーンが有名ですが、他にも様々な宗教が断食を取り入れています。 断食の目的は様々あり、一切食事をとらないことで忍耐を学び精神を鍛える、貧しくて食べられない人の気持ちを理解するため、自らの業を取り除くため、 腸内を浄化させ体内環境を整える、など、実践者の思想によって多岐に渡ります。

1-2. 性欲に対する禁欲

性欲も食欲同様に、生きていれば継続して湧いてくる本能的欲求です。 この欲求とどう付き合っていくかは人類の歴史でも長く議論・実践されてきたことです。また、禁欲の中でも男女差がある分野でもあります。

1-2-1. 減オナ

自慰行為の回数を減らすことです。回数を減らすことにより、生命力を得る、生活リズムを整える、生理機能を正常化させる、など様々な恩恵を受けることができます。 どのくらいの頻度に自慰行為を減らすかについては個人差が大きく、各人の経験や目的によって異なります。

1-2-2. オナ禁

一定期間、自慰行為を一切やめる禁欲法です。射精しなければギリギリまでは行っても良いという考えや、夢精を許可する、など人によって方法は異なりますが、 共通しているのは、自慰によって射精をしない、ということです。

オナ禁という言葉は2,000年頃に広まり始めた比較的新しい言葉ですが、 自慰行為を禁止するという禁欲法は古来から様々な修行者、宗教教義、貞操観念に取り入れられてきました。

1-2-3. エロ禁

エロ禁とは、自慰行為を行わないだけでなく、淫らな画像や動画などを一切閲覧しない、オナ禁よりも一歩踏み込んだ制約の厳しい禁欲法です。 女性をいやらしい目で見ない、頭の中でいやらしい妄想をしない、といったところまで制約を課すケースもあります。 オナ禁同様、様々なメリットを目的として実践する人が増えています。

1-2-4. 女断ち

女性を近づけない、女性と交際しない、SEXをしないという禁欲法です。男性にとって女性の性というものは、時には人生を狂わすほどの力を持っています。 大切な時に道を踏み外さないよう、女断ちをして何かに打ち込む、といったケースで適用されることが多いです。

1-3. 睡眠欲に対する禁欲

睡眠欲は抑えることが非常に難しい欲求であり、これを禁欲に用いるケースは少ないです。 ただし寝すぎる「惰眠」を毛嫌いする人が一定数おり、そういった人にとっては禁欲というよりも自己管理の一部のような扱いになっています。

1-3-1. 短眠

睡眠時間を短くする禁欲方法です。これは生まれつき少ししか寝なくても大丈夫という、短眠者（ショートスリーパー）という体質が存在するのと、 後天的に自己管理によって睡眠時間を短くした人の２種類が存在します。

３時間睡眠を続けたナポレオンや、4時間ごとに20分の仮眠を続けるという生活スタイルをとったレオナルドダビンチ、近代ではビルゲイツなどもショートスリーパーにあたります。 スタイルは様々あります。もちろん一般人の中にもショートスリーパーは一定数存在します。

1-4. 排泄欲に対する禁欲

排泄欲を禁欲するケースはかなり稀です。あまり禁欲の対象になることはないのですが、非常に特殊な修行や思想に置いて実践されることがあります。

1-4-1. 大便断ち

大便を我慢します。大便を我慢することによってどんなメリットがあるのかは不明です。我慢する期間は実践者によって様々です。

1-4-2. 尿断ち

おしっこを我慢します。おしっこを我慢することによってどんなメリットがあるのかは不明です。我慢する期間は実践者によって様々です。

1-5. 社会欲に対する禁欲

人間は集団生活を営む生物であり、誰しもが社会という共同体の中で関わりを持って生きることを本能的に欲しています。 人間が複数人集まることで、役割分担で協力し合うといった合理性のみが発揮されればスムーズなのですが、 そこには各人の様々な価値判断が混ざり込み、評価・競争・比較といった概念が生まれます。

そんな中で、社会や他者に評価されたい、自分の理想を実現したいという欲求を断つのが、社会欲に対する禁欲です。

1-5-1. 出世欲断ち

出世したいという欲を断ちます。これによって社会的なステータスや自己の欲望を切り離し、世の中の役に立つことや、自分自身が満足できることにフォーカスを合わせます。 社会的地位や名誉が高まるにつれ、本質から外れた何かに追われる、という危惧感を持った人が出世欲断ちをするケースが多いです。

1-5-2. 金銭欲断ち

金銭は現代の資本主義社会では必要なものですが、あまりにも便利でありすぎるために、放っておくと過剰に追い求めてしまう傾向があります。 金銭欲を断つことで、必要以上の金銭を求めることを禁じ、自分の欲求をコントロールします。

また金銭は利害関係を端的に表すツールでもあるので、必要以上の金銭欲を断つことで良い人間関係を構築できるといったメリットもあります。 職業柄、金銭欲を断つことが求められる仕事や立場もあります。

2. 禁欲のメリット

人間にとって欲求を満たす行為は、快感であり、ある意味で生きるモチベーションそのものとも言えます。 なのに何故わざわざ禁欲をするかというと、それに代わるメリットが見込めるからです。

禁欲する・しないにせよ、人間が根本的に求めているのは人生で充実感を得ることです。 充実感を得ることと、これまでに挙げた欲求を満たすことというのは必ずしもイコールではありません。

欲求は猛獣と同じで、うまく飼いならす必要があります。取り扱いを間違えると自らを滅ぼす原因となります。 その意味で禁欲的な態度は、自らの欲求をコントロールする、人間の知恵とも言えます。

欲求に振り回されることで本来のポテンシャルを引き出せずに人生を終えていく人間も数多く、 その反面、禁欲を取り入れ欲求をコントロールした結果、多大な功績を残した過去の偉人も多数存在します。 もちろん、禁欲すれば必ず人生が良くなるという訳ではなく、実践者次第となります。

3. 禁欲している人

それでは禁欲は具体的にどういった人が行ってきたのでしょうか。固有の人物とその生き方を知ることで、禁欲に対する理解がより深まるのではないでしょうか。

3-1. 有名人

過去・現在問わず、有名人で、生活の中に禁欲を取り入れていたと言われる人物を分野別に一部紹介します。ここで取り上げる以外にも多数存在します。

3-1-1. 食欲を禁欲している有名人

●菜食
・マハトマ・ガンディー（平和活動家）
・レオナルド・ダ・ヴィンチ（芸術家・発明家など）
・アインシュタイン（物理学者）
・ZEEBRA（ラッパー）
・ベッキー（女優）
・市川海老蔵（歌舞伎役者）
・小藪千豊（芸人）

●粗食
・水野南北（江戸時代の観相家）
・徳川家康（大名）
・伊達政宗（大名）
・毛利元就（大名）

●1日1食
・ビートたけし（映画監督・タレント）
・Gackt （ミュージシャン）
・タモリ（タレント）

3-1-2. 性欲を禁欲している有名人

・マハトマ・ガンディー（平和活動家）
・Gackt （ミュージシャン）
・須藤元気（格闘家）
・青木真也（総合格闘家）
・モハメド・アリ（ボクサー）
・ヒトラー（政治家）
・上杉謙信（大名）
・大久保利通（政治家）
・宮本武蔵（剣豪）
・マルクス・アウレリウス・アントニヌス帝（ローマ皇帝）

3-1-3. 睡眠欲を禁欲している有名人

・武井壮（タレント）
・ビル・ゲイツ（実業家）
・森鴎外（小説家）
・ビル・クリントン（大統領）
・明石家さんま（タレント）
・上戸彩（女優）
・京極夏彦（小説家）
・伊集院光 （タレント）

3-2. 一般人

一般人でも禁欲者は一定数います。また職業や立場的に禁欲が求められるケースもあります。 全員が禁欲を常時行っているわけではありませんが、禁欲的な生活、一定期間の禁欲を実行することが多い職業を挙げてみました。

・聖職者
・僧侶
・修行僧
・神父
・牧師
・スポーツ選手

4. 禁欲の歴史

禁欲の歴史は、宗教と密接な関わりがあります。現代の日本は、個人の欲望に対してかなり自由に解放された文化です。 しかし 歴史を辿ると、個人の欲望というものは本来否定されてきました。

例えば性欲であれば、多くの宗教において人間の負の部分という認識をもたれてきました。 社会欲であっても、生まれや階層を超えて出世を望むことは通常は不可能でした。 食欲にしても、「国民の大半がお腹いっぱいに食べられる」状況になったのは、ごく最近の一部の国が達成できたものです。

それまでは生まれの階級が高い者しかお腹いっぱいに食べる環境はありませんでしたし、時代によっては階級が高くてもひもじい思いをするケースもありました。 そんな中で禁欲というのはある意味当たり前というか、特別意識せずとも強制的に制限されてしまう、という側面が強かったのです。 （ただ、局所的には食や性が乱れた時代や地域があります）

現代日本は何もかもが、過去の多くの時代に比べて自由です。厳しくなったとはいえ自分の努力と才能次第で立身出世が可能ですし、 食は求めばとめどなく手に入れることができます。性欲を満たすサービスも溢れ、男女の貞操観念も過去に比べ著しく自由になってきています。

とても簡単に言えば、本来の意味で禁欲が本当に求められているのが、現代の日本という国なのかもしれません。 外的な制限が弱い中、個人が欲望のコントロールをすることが求められています。

5. 禁欲のデメリット

禁欲のデメリットは、過度の禁欲によって身体や精神を悪化させるケースがあるということです。 どの禁欲がどんなデメリットを与えるかは、個人の気質や体質にもよるため一概には言えませんが、 自分に合わない禁欲法や、今の自分にとって負荷が高すぎる禁欲法は、避けることが大切です。

禁欲はメリットも多い分、間違った取り組み方をすると例えば拒食症のようになったりと非常に危険ですので、目的をはっきりさせ慎重に手段を選ぶようにしてください。 また、危険を感じた場合はすぐに停止する柔軟性も大切です。

6. 禁欲を生活に取り入れるには

禁欲をスムーズに生活に取り入れていくには、ある程度長期的な目線が必要です。というのも、禁欲はどれも継続性が重要なファクターだからです。 禁欲を生活に取り入れると、当然ですが禁欲前の生活とはライフタイルが変化します。

その変化を受け入れる環境づくりも、禁欲を成功させるための大きな要因になりますので、人間関係なども視野に入れつつ構築していく必要が有ります。

禁欲は本能を我慢する行為ですので、基本的には大変なストレスが伴います。負荷の掛け方によっては逆方向の結果を招く場合もありますので、 始めは簡単なものから初めて、少しずつ負荷を高めていくことをオススメします。

禁欲の恩恵に預かって、充実した人生を送りましょう！