自分が本当に好きなことを「全肯定」する
それでは、自己否定をせずに「ニュートラル」な状態になるための方法をお話します。
これは必要なステップですので、必ず実行してください。
やらなければいけないことは、タイトルどおり
“自分が本当に好きなことを「全肯定」する”
これです。
ポイントは、「本当に好きなこと」という部分と「全肯定」という部分です。
人間にはいろんな趣味趣向がありますから、
あなたが持っている趣味趣向は、他人とは確実に違います。
よく、好きなことが見つからない、という人がいます。
そう言う人は2通りに分かれます。
1.「好きなこと」を差別している。
2.「好きなこと」とは「何か1つのことに熱中していること」と狭い意味で捉えている
1は、表向きに「他人に言えるような好きなこと」が無い、と言っているのです。
例えば、下着収集が好きだとしますね。本当に心の底から好きだとします。
でもこれは人には言えないですよね。それはTPOというものがありますから、言わないのが正解です(笑)
でも、好きなものはしょうがないし、誰だってその人独特の「趣味趣向」があるのです。
これを好きなこととして、自分で認めていないのです。
好きなことは「フェスに行くこと」「旅行」「スポーツ」「ヨガ」など、
人に言いやすい分かりやすいものでなければならない、
または夢があったりポジティブに響くものでなければならない、と差別しています。
だから本当は好きなことはあるのに、無いことにしてしまっているんですよね。
三欲に関わることが好きなことでも、充分に良いわけです。
「寝ること」「食べること」「SEXすること」でも全く問題ありません。
洒落た趣味を「好きなこと」とする必要はありません。
考えてみてください、人間以外の生物は、寝て食べてSEXしてるだけです。
それが生物が「生きる」ということなんです。
三欲にこだわるのは当たり前のことです。
2は、いろんなことをやっていて、1つのことにハマっているものがない、
だから好きなことが無い、という状態の人です。
でも性格にはいろいろありますから、いろんなことを同時進行で進めたり、
狭く深くよりも、広く浅くが好きな人だっているわけです。
いろいろやってるのが、「好きなこと」で良いのです。
さて、前置きが長くなりましたが、
もともと好きなことがある人なら、もちろん問題ありません。
ここで言いたいのは、自己肯定をすることは、
自分が建前でなく本当に好きなことを、「全面的に肯定する」ことで達成されやすくなるという話です。
それが未来に繋がらなかったり、仕事にならないような事でも全く構いません。
いい年して等とも考えないでください。
途方もない夢だからやましい、というのも考える必要はありません。
オタク趣味だろうが、変態趣味だろうが、取るに足らないことだろうがなんでも構いません。
ゲームでもギャンブルでも、喧嘩でも構いません。
「好き」という感情は、それだけで魅力なのです。
その自分だけの感覚を、自分で肯定してあげることが大切なのです。
例えばよくいるのは、バンドマンで、プロデビューを目指してずっと音楽をやっているが、
食べられないので、音楽は好きだけど「こんなことやってていいのか。。」とやましい気持ちを
持ち続けているパターンです。
プロデビューができるかできないかはこの際置いておきましょう。
それはまた別の問題だからです。
あなたが、「モテるかどうか」ということに関しては、
自分の好きなことを「全肯定」しているほうが、確実にモテます。
他人から見て魅力的に映ります。あなたの個性として輝いて映ります。
そしてあなた自身にとっても、自己否定を取り除き、自己肯定をするステップとなります。
全肯定していれば、好きなことをより追求するようになります。
どこかでやましく思っていると、ブレーキがかかるのです。
よく晴れた天気の良い日に、
「俺は家にこもって漫画なんて読んでる。。デートもせずに。。」等と
少しでも考えてしまうなら、「全肯定」が足りません。
漫画が好きな自分を誇りに思い、それを心から楽しんで下さい。
それをしている自分を誇りに思うのです。それが「全肯定」です。
みんなが漫画に熱中できるわけではありません。それはあなたの個性・能力なのです。
誰もが下着集めに熱中できるわけではありません。それはあなたの個性・能力なのです。
好きなことを全肯定していると、毎日が楽しくなってきます。
そしてさらに好きなことを追求しようという向上心が出てきます。
それが、自分を否定しないステップにつながります。
自分の好きなことを差別しない人間は、他人の好きなことも差別しない人間です。
自然と、あなたのコミュニケーション力を上げることにもなるのです。
自分が「本当に好きなこと」を全面的に「全肯定」してください。
それがあなたがニュートラルになる、重要なステップです。